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明日も来たい !行きたい!行かせたい! そんな魅力あふれる学校、熊野市立神上小中学校

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 もっと知りたい!神川町 (伝説・説話等)

磨崖仏 

 
 
 

 
 <七色峡園下、七色ダム下流域>  
 
 
 今は七色ダムからの放流が静かに流れゆくダム下流域。かつて奥熊野では北山川山中で切り出した材木を筏にして運搬していましたが、このあたりは筏の難所として知られた獺戸(おそど)の滝(七色滝)があり、激流のため、獺(かわうそ)も流れを渡れないと言われるほど、大変な難所であったといいます。

 時には命を落とす筏師もあり、かつて実利(じつかが)という行者が鎮魂のために高岩と呼ばれる岸壁に磨崖仏と南無阿弥陀仏の文字を刻んでいます。また、対岸には供養塔も建てられていました。今では、筏師は姿を消し、滝もなくなり、北山川もその流れは静かなものになりました。                   
                  
                     (七色峡園案内板より)
 

 筏は大台ケ原方面から新宮まで北山川を流し運ばれ、北山村大沼付近が中継点となっていました。上流の筏師はここから引き返し、下流は北山村の筏師が引き継ぎ、夏場は2日程度、冬場は3日程度かけて新宮まで材木を運搬していました。北山川でも北山村から瀞峡付近までが最大の難所とされていました。  
                        (Wikipediaより)


  <磨崖仏>               <北山村七色、渡地区にある供養塔>
    

   <ダム工事以前の七色峡ダム地点>     <在りし日の清流熊野川(七色峡筏流し)>
 
   第2展望台からダム下流域に降りていき、川底のゴツゴツした渡り岩を跳び移りながら高岩の近くにたどりつき、岩壁の一部面に磨崖仏を見つけました。川面にすいすい泳ぐ川魚を見ながら、この場所が当時の激流難所であったことなど想像できないくらい、川のせせらぎが心地よくも感じられました。
 しかし磨崖仏を間近に見て掌を合わせ、ここがかつて筏師の命を奪った場所であったと思うと何とも言えない気分になりました。



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