本市は、豊かな自然に恵まれ熊野古道や日本最古の神社といわれる花窟(はなのいわや)神社をはじめ、多くの歴史的・文化的資産を有しており、「文化と歴史のまち」としての認知度は年々高くなっております。
このような本市で生活している子どもたちが、郷土の魅力を認識し、地域を支える人材となってもらうことができるよう、学校教育においては、教育委員会が作成した副読本「私たちの熊野市」や「歴史文化財読本」を活用すると共に、現地で学ぶ学習活動等を支援してまいります。
また、ICT環境をより充実させていくとともに、ICTを活用した学習活動が日常的なものとなるよう、機器などハード面の充実や、教員の指導力向上を目的とした研修の支援についても継続して行ってまいります。
社会教育においては、スポーツ・レクリエーションを通じた健康づくりや、市立図書館、歴史民族資料館、鉱山資料館等の施設を活用した企画展や各種講座の充実のほか、文化財の保護や活用を進める中で、市民の皆様のニーズに応じた多様な学習機会の提供と、主体的な活動への支援を継続的におこなってまいります。また、昨年度に引き続き、山間部や海岸部において実施する地域の歴史や文化を題材とした出前講座や移動図書館、リサイクルブックの提供につきましても実施してまいります。その他、次年度には藤堂高虎公ゆかりの地として、「高虎サミットin熊野」を開催する予定となっておりますので、本年度は市民の皆様へ情報の提供をおこないながら、その気運の醸成を図るとともに、本開催に向けた準備を進めてまいります。
令和 5年 4月 1日
〒519-4392
三重県熊野市井戸町796
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